« スミレ科Violaceae | トップページ | スミレ科Violaceae(3) »

スミレ科Violaceae(2)

 インターネットでViolaceaeを検索してみますと、厖大な情報を目にすることが出来ます。しかし科の下位分類はどのようになっているのか、 属は何種類あるのかというような、割と大まかなことでも未だ確固とした定説はないようで、まだまだ研究途上のように見えます。そこで今回は Wikipediaの分類に従って、Violaceaeとはどのようなものなのか見て行きたいと思います。

 まずDescriptionの項目。
Though the best-known genus, Viola, is herbaceous, most species are shrubs or small trees. The simple leaves are alternate or opposite, often with leafy stipules or the stipules are reduced in size. Some species have palmate shaped leaves or deeply dissected leaves. Many species are acaulescent. Inflorescence with solitary flowers or paniculate like, some species have cleistogamous flowers produced after or before the production of typically petaled flowers. Flowers are bisexual or unisexual (e.g. Melicytus), typically zygomorphic or actinomorphic with a calyx of five sepals that are persistent after flowering. Corolla with 5 mostly unequal petals, the anterior petal larger and often spurred. Plants with five stamens with the abaxial stamen often spurred at the base. The gynoecium is a compound pistil of three united carpels with one locule. Styles simple, ovary superior, ovules many.  The fruits are capsules splitting by way of three seams. Seeds with endosperm.

 これを翻訳してみます(あやしい訳ですが)。
最もよく知られている属 Violaは草木であるが、ほとんどの種は潅木あるいは小さな木である。単葉は互生または対生、しばしば葉状の托葉があるかまたは托葉は縮小する。時に掌 状の葉または深く裂けた葉をもつ。多くの種は無茎。単一の花をもつ花序かまたは円錐花序、ある種では典型的な花弁をもつ花を生じた後または前に閉鎖花を生 じる。花は両性または雌雄異花(例えばMelicytus)、典型的な左右相称か、開花の後も残る5片の萼をもつ放射相称である。花冠は5枚のほとんど不 均等な花弁をもち、前花弁がより大きくまたしばしば距をもつ。植物は5本の雄しべをもち、背軸側の雄しべはしばしば基部に距をもつ。雌しべ群は3個の心皮 が合一して1室をなす複合雌蕊である。花柱は単純、子房は上位、胚珠は多数。果実は3つの継ぎ目で割れる蒴果。種子は胚乳をもつ。

 手元の資料と見比べますと、液果が記されていないとか、Viola属の木本など、もの足りない点もあるのですが、簡潔に纏められていると思います。
  前回のブリタニカの橋本保さんによるスミレ科の解説にも閉鎖花が出てきましたが、ここでも科の記述に出てくるということは、Viola属だけではなく他の 属でも見られるということなのでしょうか。科内でViola属の種数が圧倒的に多いので書かれているのでしょうか、今後も気をつけて見て行きたいと思いま す。

 次にTaxonomyの項目。
ここではSubfamily、Tribe、Subtribe、Genusという4つの階層に分けて、合わせ て23の属が分類されています。植物名がリストされている有名なサイトをいろいろ調べて見ましたが、Violaceaeに属するGenusの数はサイトに よってまちまちで、Tropicosなどは過去に公表された属名を誤植と思われるような一字違いの名前も含めて全部で89属もリストアップしています。日 本の文献で最も詳しい「植物の世界」69で橋本保さんは属数を23として、説明文で21属を詳しく解説されています。このうち19属はWikipedia と一致し、あとの2属は後にその19属のなかの2属のsynonymとされたことが分かりましたので、Wikipediaの23属はまずは私が最初により どころにして必要十分なのではないかと思いました。

 そこでこれらの属を階層を加えて、また「植物の世界」の記述や各サイトからの情報で不足を補って以下の一覧表に仕上げました。

 種数については、属数よりもさらにサイトによってさまざまなのでおおよその目安です。

|

« スミレ科Violaceae | トップページ | スミレ科Violaceae(3) »

「植物」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/20406/54584368

この記事へのトラックバック一覧です: スミレ科Violaceae(2):

« スミレ科Violaceae | トップページ | スミレ科Violaceae(3) »