スミレの閉鎖花(27) エゾタカネスミレ
今回はエゾタカネスミレV. crassa ssp. borealisの閉鎖花。これも山草店で購入したものです。残念ながら解剖を行ったのは1個しかなく、しかも受粉後かなりたっているものでした。写真 1.〜2.。かろうじて葯の縦裂開がわかる程度でした。それだけではあまりに芸がないので、写真 3.〜6.まで閉鎖花の半割写真を挙げます。オオバキスミレ系と同じく雌蘂は?形で大きな柱頭口が子房方向を向いています。
たくさん出来る閉鎖花と閉鎖果。写真 7.〜8.
閉鎖花を次々とつけている最中の8月4日になって一つだけ変わった蕾があったので切ってみました。どうやらこれは開放花の蕾のようです。雌蘂の形がまるで違っていました。葯がどうやら4室に分かれているらしいことも見て取れます。
ついでに開放花由来の果実の写真です。
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