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GBIF

GBIF Global Biodiversity Information Facility
 国立科学博物館のサイトの中でサイエンスミュージアムネットの一つとしてあったGBIFは地球規模生物多様性情報機構と訳され、2001年に設立されコペンハーゲンに本部のある国際機関で世界の生物多様性に関する自然史標本情報を一括して検索することができます。

Viola brevistipulataで検索してみます。144 records がHitします。
 最初に現れる一覧形式の表では、Scientific Name(学名)、Dataset(データを提供した博物館などの機関名)、Institution Code(その機関のコード)、Collection Code、Catalogue Number、Basis of Record(Specimenなど根拠)、Date (採集日)、Coordinates(採集地の座標)、Country(採集された国)が提示されています。

Kurashiki Museum of Natural History倉敷市立自然史博物館 15件
Herbarium Specimens of Museum of Nature and Human Activities, 兵庫県立人と自然の博物館 13件
Angiosperm specimens of Iwate Prefectural Museum岩手県立博物館 14件
Ibaraki Nature Museum茨城県自然博物館 20件
Gunma Museum of Natural History群馬県立自然史博物館 4件
Lake Biwa Museum滋賀県立琵琶湖博物館  1件(鳥取県のもの)
Korea National Arboretum (Korea Forest Service) KNA 31件
Royal Botanic Gardens, Kew 1件
Australian National Herbarium (CANB)  1件
RBGE Herbarium (E) 1件
その他となっています。

 例えばFind:Records of Hyogo Pref. from Herbarium Specimens of Museum of Nature and Human Activitiesをクリックしてその機関だけのレコードを集約できます。最初はsampleだけしか出てこないのでView:Matching records as table をクリックして全てのデータを見ることが出来ます。
データに座標Coordinatesの入っているものはページの下方にGoogle Mapが表示されて、採集地点が地図上に記されています。

 日本のものはおおむね国立科学博物館のポータルサイト自然史情報検索で出てきたものと重複しています。

 韓国のデータが31もありますので直接韓国のサイトに飛んでみましょう。
Korean Biodiversity Infomation Facility
ここで検索。
Viola brevistipulataでは31Hit。すべてViola brevistipulata var. minor Nakaiとなっています。
全て韓国で採集されたもので標本画像が用意されています。十分な解像度があり、標本によってはさらに部分的な拡大画像のあるものもあります。

 ここでViola brevistipulata var. minorに近縁なViola orientalisで検索してみますと828もHitします。全てを見たわけではありませんが、どのページを開いても標本画像がついているのには感嘆します。

 GBIFではViola orientalisで763 records。ほとんどが韓国からのデータで日本からのものはごく少ないないのですが、高知県立牧野植物園の高知県産2点がありました。そこで直接高知県立牧野植物園に行ってみました。21万点の標本が収蔵されていますがデータの公開はなされていませんでした。

 あちこちに話が飛んでいってまとまりがなくなりましたが、さきほどのGBIFでViola brevistipulataを検索した時に、日本・韓国以外からもデータがありました。

 RBGE Herbarium (E)はイギリスのエジンバラ王立植物園Royal Botanic Garden Edinburghです。 
ここで検索。標本画像のあるものもあります。Viola は547Hit。そのうち画像ありは1点のみholotype of Viola unwinii W. Beckerだけでした。
Viola・Japanでは14点。Viola brevistipulata (Fr. & Sav.) W. BeckerのCollector/Expedition: 現在旭川の野草園の園長をしておられる堀江健二さんだと思われます。標本写真はありません。Horie, Kで検索すると51点あります。Viola yubariana Nakaiというのも一点でてきましたがCollector/Expedition: Brooks, R.R.となっています。
Royal Botanic Gardens, Kewの一点はKew植物園のところで紹介しましたフギレオオバキスミレです。
Australian National Herbarium (CANB)オーストラリア国立標本館 の1点は新潟県のものでした。

 なおGBIFの日本ポータルサイトはここ、GBIF Japanのサイトはここです。詳しい解説が見られます。

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