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知床の植物 II

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Book 知床の植物 2 (2)

販売元:北海道新聞社
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 知床は遠い。
私はまだ知床に3回しか行ったことがありません。一回目は観光で知床五湖。二回目はフレペの滝と羅臼湖。三回目が羅臼岳です。連峰の縦走など夢は膨らむのですが、腰痛が年々悪くなっていざ毎日が日曜日になった時に本当に行けるかどうか怪しくなってきました。
 そんな渇望を癒してくれるのがこの本です。
地元斜里町知床博物館の植物担当学芸員、内田暁友さんが「知床のスミレ」という章を執筆されています。
 紹介されているスミレはアオイスミレ(写)、エゾアオイスミレ(他地域での写真)、アイヌタチツボスミレ(写)、オオタチツボスミレ(写)、ツボスミレ(ニョイスミレ)(写)、タチツボスミレ、ミヤマスミレ(写)、オオバタチツボスミレ(写)、タカネタチツボスミレ(写)、キバナノコマノツメ(写)、チシマウスバスミレ、ウスバスミレ(写)、シレトコスミレ(この本の口絵に大きな写真が載っています)、タニマスミレ、スミレ(写)、シロスミレ(写)、エゾノタチツボスミレ(写)の17種。(写)は写真の掲載されているものです。
 知床で確認されている上記17種は知床博物館のホームページにもリストアップされています。
〔知床の植物リスト〕
また別のページ「写真と文で紹介する斜里町の植物」のなかで9種のスミレも紹介されています。
〔斜里町の植物〕

 内田さんは「知床のスミレ」で、エゾアオイスミレ、タチツボスミレ、タニマスミレをまだ見ていないこと。シロスミレは最近になって道路の法面など人工的な環境に現れた国内帰化種の可能性が高いこと、道内に普通に見られるフイリミヤマスミレを見ないことなど興味深いことをいろいろ書かれています。知床と言えばシレトコスミレですが、タイプ標本採集者のアーノルド・グブラーさんのことが詳しく紹介され、北海道大学総合博物館に保管されているタイプ標本の写真も掲載しています。

 この本で内田暁友さんは「海岸の植物」の章も分担されています。そのなかで春もっとも早く咲く花の一つとしてアオイスミレを紹介しています。キバナノアマナの根元にまとわりつくように咲くアオイスミレはとても可愛らしく、こんど知床に行く時はきっとこのスミレに会って来ようと決めました。

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