オオバタチツボスミレ(2)
2005年6月21日 Up分
これは夕張山系の高山帯で出会ったオオバタチツボスミレ。全体にとてもコンパクトで15cm位しかありませんでした。このようなタイプのオオバタチツボスミレを以前はタカネタチツボスミレと呼んでいたのですが、2004年3月に出された「増補改訂 日本のスミレ」で著者のいがりまさしさんが、知床半島の高山帯に生育するタカネタチツボスミレはオオバタチツボスミレの高山型ではなくてカムチャッカから千島列島を経由して日本に住みついた別種だとする説を発表されました。
見分けのポイントの萼を見てもそうですし、近くにもうちょっと大きなオオバタチツボスミレが咲いていましたので、単に小型になっただけのようです。それにしてもまた北海道のスミレの種類が増えてしまいました。
2004年7月
夕張山系にて撮影。
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